女性上位主義国家「ウィミィ」に敗れた「ニホン」。地域管理組合(要するにヤクザ)わかめ組の跡取りである主人公、山本悪司(24)は出征先で捕虜となっていたが、3年ぶりにオオサカに帰ってきた。
しかし、帰ってきた悪司を待ち受けていたのは変わり果てた組の姿だった。 敗戦国であるニホンはウィミィの指導に従い、どのような組織も女性をトップに据えなければならないようになっていたのだ。父は戦死し、組が祖父の愛人"蘭"に乗っ取られていたので取り戻そうとするも悪司は逆にのされてしまう。
街に捨てられた悪司は、酔っぱらいとの喧嘩が原因で”ミドリガオカ青年奉仕団”という所へ連れて行かれてしまう。が、持ち前のエロテクで奉仕団の女達を手なずけ、ここを根城に組を取り戻すべく動き出すのだった。
【エロ】
音声がないので、そういうのがダメな人は受け付けないかも。
上のことが関係してるのかどうか知らないが、官能小説的な地の文が多い。エロエロ。
エロシーンは確かに多いが、一つ一つは割と短い。
基本1シーン1CGで、差分はほとんどない。
分類すると、和姦、調教の二つが大半を占めると思う。拷問も少しあり。
ちなみに調教するのは主人公の役目ではないので注意。
主人公がエロテク抜群という設定なので強姦気味でも最終的には和姦になる。
調教した女は娼館で働かすことができる。資金源の一つ。
【キャラ】
とにかく多い。エロシーンはキャラごとに1~3個。
男キャラも(いろんな意味で)魅力的な面子がそろっており文句なし。
このゲームは結婚することができて、対象キャラは6人。
【白 民華】
中華料理屋の娘。赤ん坊の時そこのオーナーの老人に中国で拾われた子供。
実の娘のように育てられ、そのおかげかこのゲームの中で数少ないまともな人。
闇打ちされて道端で倒れていた悪司に出くわし、店のラーメンを勧めたことで一目ぼれされる。
正ヒロインだが、この娘と結婚すると娼館が潰れるので資金繰りが大変になる。
「あたしがおじーちゃんから教わった事…全部否定するぐらい、悪いことを悪くないと思ってやってる人……でも好きなんだもん…どうしたらいいのかなぁ……」
【乃木 喜久子】
ニホンの元陸軍大将乃木重彦の孫で、乃木家に通う悪司に惚れる。
箱入り娘だが、考え方はしっかりしている。
男に尽くすタイプ
屋敷がある「アシヤ」に一度でも攻め込むと結婚はできないが、娼婦にはできる。
「駄目です!私が旦那様と一緒に出歩く時はいつも真剣勝負なんです!旦那様と釣り合う女であるために!」
【加賀 元子】
幼馴染でわかめ組幹部。俺的正ヒロイン。幼い時から悪司が好きで処女を守り通している。
中学の頃は恥ずかしくて顔を合わせることもできなかった。(悪司は避けられてると思った)
悪司は民華LOVEで自分の気持ちに気づいてくれないので若干逆恨み気味。
しかし結婚するフラグをたてるには輪姦イベントを見なければならないという鬼畜っぷり。
さすがアリスソフトはやることが違うな・・・
「小さいときに、大きくなったら結婚しようって、一緒に世界征服しようって・・・・・・」
【プリシラ ヴァドル】
戦時中ジャングルに不時着し、悪司と行動を共にしたウィミィ人の飛行機乗り。
イハビーラルートでのみ攻略可能で、通常ルートだと想いは報われない。
ジャングルでの悪司との共同生活でベタ惚れ。悪司はここで死ぬかもしれないと思っていたので、恋人のようにやさしく接していたためこのような結果に。
キョウに向かっていた彼女はマシントラブルでオオサカのウィミィ基地に不時着する。
オオサカの街で悪司を目撃し、彼女は行動を起こす。
「あなたに会うまでの私は、ただ、ウィミィという大きな機械の中で一つの歯車として生きていただけ……」
【アンリ ペロリ】
たぶんイタリア人。民華を嫁にしてクリアすると民華と排他で出現可能。
呪術使いらしく、悪魔を操る。この悪魔は作中最強を匂わす悪司の祖父でさえイチコロらしい。
悪司に惚れていて、怪しげな薬を調合して悪司に飲ませ、その心をつなぎとめている。
「好きだけど……好きだから、どうする事も出来ない……」
【岳画 殺】
悪司の祖父、一発の娘で、悪司の叔母、13歳。
…という設定だが、殺ルートのみ18歳で血縁関係はない状態で登場し、強制的に夫婦となる。
「……鼓動が……速くなってる…こんなことは初めてだ……戦う時でさえ、こんなことには…」
【シナリオ】
通常ルート、イハビーラルート(最短で2週目以降)、殺ルート(最短で3週目以降)の3ルートが存在し、2週目以降通常ルートで条件を満たすとラスボスを倒した後エンディングとはならず一発ルートに分岐する。
どのルートも大筋は同じでオオサカを統一してウィミィの基地を潰したらクリア。
順序良く攻略していけばエンディングに到達できるようになっていて、難易度が高いということはない。
選択肢を選んだあと数週後にゲームオーバーとかがいくつかあるのでセーブは少なくとも数ターンごとにして上書きせずいくつか残すべき。
【ボリューム】
普通にプレイすると一周15時間はかかる。もっとかかるかもしれない・・・
2週目、3週目以降には追加要素もあるので何度も楽しめる。嫁候補も6人いるので、独身エンド含めて少なくとも7周しなければコンプは無理。
【システム】
エロゲーらしい機能はほとんどなく、バックログすらないので、会話を見逃すと悔しい気分になる。
キャラ選択など若干使いにくく、とくに部下が多くなると面倒になることも。収益のためのキャラ配置が苦痛なので配置を記憶する機能があればよかった。
【主人公】
組織の次期当主として祖父一発が直々に英才教育を施してきた事もあり、文武両道に秀でてさらに女を道具(こましていいなりにさせる)として扱う事が出来る、というすごいキャラ。まあ何でもできて性技に長けてるってのはエロゲにはよくある話だが。
暴力、恐喝、強姦、拷問・・あらゆる悪い事をするが、弱肉強食の世界でそういう行為が当たり前と育てられたので罪悪感は一切無いらしい。ようするに悪事をビジネスだと割り切っている感じ。
主人公らしく妙に筋が通っているというか小物臭い動きがないので自然と好感が持てる。
【総合】
ターン制シミュレーションゲームっていうのは中毒性が高く、「あと1ターン…あと1ターン…」の呪いで徹夜してしまうことがある。このゲームのせいで一時期日常生活が狂った。とにかくおもしろいし、ハマる。
ただシステム面が貧弱でキャラソートなどに不満を感じることもある。
システム的には
大番長が後継作品。
【名言】
選挙管理委員「皆で選ぶ、多数決は絶対。少数意見は無視。それが選挙だ。」
【独身貴族】
ウィミィの司令官を落としてオオサカを影から支配。
【白 民華】
二人で幸せに暮らす。
【乃木 喜久子】
オオサカを統一し、平穏な生活。3人の娘と第4子を妊娠中の喜久子のためにもこの平和を守ろうと決意。
ちなみに娘たちは一発の手によって変な名前をつけられている。その名も毒奈、邪美、切華。
【加賀 元子】
ニホン制覇もほぼ完了し、二人の子供のころの夢、世界制覇を目指す。俺たちの戦いはこれからだ!
【プリシラ ヴァドル】
ついにウィミィの大統領と直接対決だ!この戦いが終わったら、結婚して平和に暮らそうぜ!
(なぜか死亡フラグには見えない。むしろ頼もしく感じる。)
【アンリ ペロリ】
悪司は魔界の王としてアンリ、愛娘と共に暮らすのだった…
【岳画 殺】
ベッドから起き上がる殺。外からは悪司の声が聞こえる。(夢落ちなのか?)
アリスがDL販売に踏み切るとは予想外。
アリスは俺が苦手な輪姦が入ってることが多いが、説明書のストーリー説明とか世界観がわくわくせざるを得ない仕様だから好きなんだよな。
まだランスとばにしゅしかやってないけど!
で、結局ハマって買ってから15時間ぐらいぶっ続けでやってしまった。
普通なら生存フラグなのにエロゲの主人公らしくあっさり死ぬ時も。
ウィミィの男は選挙権もないらしい。
モブの女の子は
ガラスの仮面みたく目玉が描かれてないんだけど、なんか逆にかわいい。
なかでも女学生と女学生(ロリ)はいいと思う。
アリスのエロゲーなので基本まじめな人が不幸になる。
公式サイトのキャラ紹介より
TADA「こういう強くて真面目な人は必ず不幸になる。そういうゲームです。」山沢 麻美
庄吾「こういうズルくて不真面目な奴は必ず幸せになる。そういうゲームです(笑)」鴉葉 月
あと嫁候補としては元子がけなげすぎてヤバイ。プリシラやきっこも捨てがたいけど元子が一番かわいい。
仲間キャラはB3号=キャットと相馬鱗がお気に入り。ただ鱗に関してはCGが調教と売春時なので残念。
キャットはもうかわいすぎて癒される。
予想以上に良かったので、
大番長も購入決定。
個人的備忘録
買った場所 | ギュッと! |
買った日 | 2009/08/21 |
レビュー日 | 2009/09/24 |